ふみの通信大学お勉強ブログ

68歳、法政大学通信文学部でお勉強中

今期最初のスク、メディア

今学期最初のスクはメディアで「社会保障論」です。

 社会保障論は慶應でも一度受けたことがあります。今回も、内容は社労士であれば知っていて当たり前的なもの、なんですが。

 1985年、国民年金に第3号というものができた時、「サラリーマンの奥さん届、急がなっちゃ!」という字幕とともに「若い女性が自転車を走らせている」気持ちの悪いテレビCMがありました。

 当時、国民年金保険料免除申請で期間をつたないでいた超ド貧乏なシングルマザーだった私は、そのテレビCMにふか~い絶望感さえ抱いたものです。「サラリーマンの奥さん年金」=年金ただ乗り制度 が女性全体の賃金労働の沈め石となってきたのは見ての通りです。

 この年1985年は国籍法の改正施行があった年でもあります。この年からやっと「父系主義」から「両系主義」に移行したことはあまり知られていないと思われます。それまでに生まれた「日本人」は「母」を継承していません。「父」だけが国籍を決定する要素でした。

 この長い長い性差別の歴史を何事もなかったかのように消し去り、「3号」創設で「奥さん届け」などという薄気味悪い制度を作った、全く辻褄の合わない記念すべき年が1985年です。

 

 ところで、メディアは何度もやっているからいいけど、再来週から通学になる(はずの)春スクのことがちょっと心配。毎週の東京通いってすごく楽しみではあるんですが、ともかく歩くだけでストレスの東京が嫌いなんで。